誰かに知られることを恐れて
何も無いふりをして
ばれることにおびえて
いつもどおりの一日を終えて

昔はあんなに大きな声で言えた夢も
気づけば声はどんどん小さくなっていて
恥ずかしいとさえ思いだしていた
そんな自分も恥ずかしくて…

調子に乗って書いた言葉も
こっちの世界じゃ誰にも言えず
ご大層に並べた文字も
ばれることを恐れて小さくなる

そんな小さな怯えを消し去る勇気をください
こっちの世界の自分に自信を持てますように
書き綴った言葉に自信が持てますように

伝えよう夢を
伝えよう言葉を
冷ややかな目を向けられて
罵声を浴びせられても
そう思えた自分は
それに夢を見た自分は
確かにここにいて
確かに今キーを打っていて
小さな文字の
小さな言葉を打っている

ノミのような心臓が
痛いくらい怯えて
指の動きを鈍らせても

ただ夢を叶えるために
夢に誇りを保つために・・・

父さんは言った
「酔っ払ってない人間は酔っ払ってないなんて自分からは言わない」って
「酔っ払った人間だけが酔ってないって言い聞かすんだ」って
酔っ払った父さんは言った

僕は時々自分に尋ねる
「酔っているのかい」って
もちろん僕は酔ってないって言い張るんだけど
その時点で酔っ払ってるんだって事に気づいた…

僕は夢に酔っていて
僕は自分にも酔っていて
気づけば千鳥足で歩いていた

それに気づけた僕は
少し酔いがさめたかな？

二日酔いにならないためにも
しっかりと意識を取り戻そう
後戻りできなくなる前に